カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

東北支部設立準備委員会議報告

2012年5月27日公開

2012年5月12日に仙台において「東北支部設立準備委員会議」を開催しました。

オブザーバーを含めて11名が集まり、支部開催を話し合い、11月17日土曜日に仙台で設立総会を開催することを決定いたしました。

参加者:
青森: 工藤 忠・市田 忠夫
岩手: 砂田 比左男
秋田: 成田 正弘
福島: 齋藤 忠雄・永田 斉寿
宮城: 阿部 剛・亀井 昭伍・保坂 満・菅原 淳
オブザーバー: カメイ美術館館長代行 片倉 義和

東北支部設立総会

開催日
2012年11月17日(土)
 受付開始: 午後1時から
 総会開始: 午後2時から
開催場所
宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町 1-1
東北大学農学部 雨宮キャンパス
 設立総会会場: 第1講義室
 懇親会場: 厚生会館
問い合わせ先
日本鱗翅学会東北支部
設立準備事務局 菅原 淳
E-mail: yabukoginifty.com

菅原 淳 (東北支部設立準備事務局)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。