シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)

春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。

年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。

本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。

撮影データ: 2021年4月14日 鳥取県鳥取市
撮影・文章: 松井 悠樹

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日本鱗翅学会

東北支部設立準備委員会議報告

2012年5月27日公開

2012年5月12日に仙台において「東北支部設立準備委員会議」を開催しました。

オブザーバーを含めて11名が集まり、支部開催を話し合い、11月17日土曜日に仙台で設立総会を開催することを決定いたしました。

参加者:
青森: 工藤 忠・市田 忠夫
岩手: 砂田 比左男
秋田: 成田 正弘
福島: 齋藤 忠雄・永田 斉寿
宮城: 阿部 剛・亀井 昭伍・保坂 満・菅原 淳
オブザーバー: カメイ美術館館長代行 片倉 義和

東北支部設立総会

開催日
2012年11月17日(土)
 受付開始: 午後1時から
 総会開始: 午後2時から
開催場所
宮城県仙台市青葉区堤通雨宮町 1-1
東北大学農学部 雨宮キャンパス
 設立総会会場: 第1講義室
 懇親会場: 厚生会館
問い合わせ先
日本鱗翅学会東北支部
設立準備事務局 菅原 淳
E-mail: yabukoginifty.com

菅原 淳 (東北支部設立準備事務局)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。