ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

東日本大震災の被災会員支援

2011年8月 7日公開

東日本大震災で被災された会員の皆様および関係者の皆様にお見舞い申し上げます。

北海道大会の時行われた理事会・評議員会において、被災された本会会員に対する支援が決定しました。

<理事会・評議員会資料> 2011.7.29より

東日本大震災の被災会員支援

日本鱗翅学会は、下記により2011年3月の東日本大震災およびその後の東電福島第一原発事故による被災会員に対する支援を行う。

  • 1. 本会の正会員に対して、本人からの被災の申し出により、直近の年会費(2011年度が既納の場合は2012年度)の全額を免除する。
  • 2. 財源は、学会基金より支出する(免除会費分の金額を一般会計に組み入れる)。事務は総務担当理事が行う。
  • 3. 被災会員は、メールやハガキ等に「会員番号」「氏名」「登録住所」「連絡先住所」「被災状況の概要」を記入して、下記総務担当理事宛に10月末日までに免除申請を行う。
  • 4. 理事会で免除の可否を判断する。

申請先

〒158-0097

東京都世田谷区用賀 2-32-1

株式会社パスコ
コンサルタント事業部
環境技術部 環境調査一課

石川 和宏(総務担当理事)

TEL:03-3709-7833
FAX:03-3709-9912
E-mail:kaawza9952pasco.co.jp

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。