ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

閉じる

日本鱗翅学会

信越支部「松本市美ヶ原三城昆虫・植物調査」

2009年6月29日公開

信越支部「松本市美ヶ原三城昆虫・植物調査」
(山と自然博物館・松本むしの会と合同)

※終了しました。

山と自然博物館・松本むしの会・鱗翅学会信越支部合同で美ヶ原高原三城牧場一帯の昆虫調査を行います。どなたでも参加自由です。

日時・場所
日時
2009年7月11日(土)から12日(日)
場所
三城 山荘ピリカ 9:30集合
雨天の場合は15:00集合
電話
0263-31-2122
日程
11日(土)
9:30集合、荷物をロッジに置く
10:00-15:00三城牧場一帯で昆虫・植物の観察・調査
15:00食事用意 カレーライス作り
17:30夕食、バーベキュー・焼肉
19:30夜間昆虫観察会・昆虫談議
12日(日)
6:30朝食
7:30ゼフィルス類観察会
10:00観察記録報告会
11:00自由解散
持物
11日昼食その他各自必要と思われる品。 寝具はありますが念のため大人の男性で寝袋のある方は持参ください。
会費
予算は出席人数にもよりますが一人平均\3000以内で行いたいと思います。 お酒を買う予算がありませんので飲まれる方は持参でお願いいたします。
問い合わせ
松本市山と自然博物館 丸山まで 090-7242-3937

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。