カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

信越支部「松本市美ヶ原三城昆虫・植物調査」

2009年6月29日公開

信越支部「松本市美ヶ原三城昆虫・植物調査」
(山と自然博物館・松本むしの会と合同)

※終了しました。

山と自然博物館・松本むしの会・鱗翅学会信越支部合同で美ヶ原高原三城牧場一帯の昆虫調査を行います。どなたでも参加自由です。

日時・場所
日時
2009年7月11日(土)から12日(日)
場所
三城 山荘ピリカ 9:30集合
雨天の場合は15:00集合
電話
0263-31-2122
日程
11日(土)
9:30集合、荷物をロッジに置く
10:00-15:00三城牧場一帯で昆虫・植物の観察・調査
15:00食事用意 カレーライス作り
17:30夕食、バーベキュー・焼肉
19:30夜間昆虫観察会・昆虫談議
12日(日)
6:30朝食
7:30ゼフィルス類観察会
10:00観察記録報告会
11:00自由解散
持物
11日昼食その他各自必要と思われる品。 寝具はありますが念のため大人の男性で寝袋のある方は持参ください。
会費
予算は出席人数にもよりますが一人平均\3000以内で行いたいと思います。 お酒を買う予算がありませんので飲まれる方は持参でお願いいたします。
問い合わせ
松本市山と自然博物館 丸山まで 090-7242-3937

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。