スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

閉じる

日本鱗翅学会

第3回里山保全特別講演会「びわ湖の森の生き物」の開催

2006年10月29日公開

-琵琶湖博物館・日本鱗翅学会近畿支部・日本昆虫学会近畿支部共催-

※終了しました。

琵琶湖畔の里山には多くの生き物が生息しています。本講演会は、琵琶湖博物館、日本鱗翅学会近畿支部、日本昆虫学会近畿支部との共催として、 「びわ湖の森の生き物」をテーマに一般の方を対象として開催します。 長年、滋賀県のフィールドで生き物調査を実施している昆虫学者、動物学者、植物学者により、びわ湖の森の生き物について一般の方にも分かりやすく講演して頂き、 びわ湖の森の里山の環境保全とその大切さ、さらに昆虫、動物、植物たちの複雑な相互的な仕組みを一般参加者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

テーマ「びわ湖の森の生き物」
「びわ湖の森のイヌワシとクマタカ」山崎 亨 氏(日本イヌワシ研究会)
「びわ湖の森のイノシシ」高橋春成 ・安藤誠也氏(奈良大学)
「びわ湖の森の昆虫たち」南 尊演 氏(滋賀県立八幡高校)
「びわ湖の森の養蚕業と天蚕」寺本 憲之 氏(滋賀県)
「びわ湖の森の植物と野生動物」野間 直彦 氏(滋賀県立大学)
日時
10月29日(日)13:00-17:00 (受付12:30)
場所
琵琶湖博物館ホール
(JR草津駅西口からバス「烏丸半島」行きで約22分)
参加費
無料
問合せ先
日本鱗翅学会近畿支部幹事長 寺本 憲之
〒523-1322 滋賀県蒲生郡安土町宮津1-55
E-mail:teramoto-noriyuki@pref.shiga.lg.jp
TEL:(0748)46-4867(東近江地域振興局農産普及課西部経営指導担当内 寺本)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。