ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi
(アゲハチョウ科)

北国の春を代表するチョウ。日本では北海道と本州の寒冷地(東北地方、群馬県赤城山、中部地方)に分布する。早春の広葉樹林やスギ林で見られ、近縁種のギフチョウよりも飛翔は緩慢。幼虫はウスバサイシン類の葉を食べて育ち、夏のうちに蛹となるが、以降9~10ヶ月ほど休眠して翌春の羽化を待つ。

上述の通り幼虫の食草はウスバサイシン類であり、本種にとってカタクリは必須の存在ではない。しかし、ウスバサイシン類が生育する林床の開けた林には、しばしばカタクリが群生し、ちょうどその花が咲く頃にヒメギフチョウが出現する。カタクリの紫色とヒメギフチョウの黄色がなす鮮やかなコントラストは、愛好家の目を楽しませている。

撮影データ: 2015年4月19日 岩手県雫石町
撮影・文章: 工藤 誠也

閉じる

日本鱗翅学会

第3回里山保全特別講演会「びわ湖の森の生き物」の開催

2006年10月29日公開

-琵琶湖博物館・日本鱗翅学会近畿支部・日本昆虫学会近畿支部共催-

※終了しました。

琵琶湖畔の里山には多くの生き物が生息しています。本講演会は、琵琶湖博物館、日本鱗翅学会近畿支部、日本昆虫学会近畿支部との共催として、 「びわ湖の森の生き物」をテーマに一般の方を対象として開催します。 長年、滋賀県のフィールドで生き物調査を実施している昆虫学者、動物学者、植物学者により、びわ湖の森の生き物について一般の方にも分かりやすく講演して頂き、 びわ湖の森の里山の環境保全とその大切さ、さらに昆虫、動物、植物たちの複雑な相互的な仕組みを一般参加者の皆さんと一緒に考えてみたいと思います。

テーマ「びわ湖の森の生き物」
「びわ湖の森のイヌワシとクマタカ」山崎 亨 氏(日本イヌワシ研究会)
「びわ湖の森のイノシシ」高橋春成 ・安藤誠也氏(奈良大学)
「びわ湖の森の昆虫たち」南 尊演 氏(滋賀県立八幡高校)
「びわ湖の森の養蚕業と天蚕」寺本 憲之 氏(滋賀県)
「びわ湖の森の植物と野生動物」野間 直彦 氏(滋賀県立大学)
日時
10月29日(日)13:00-17:00 (受付12:30)
場所
琵琶湖博物館ホール
(JR草津駅西口からバス「烏丸半島」行きで約22分)
参加費
無料
問合せ先
日本鱗翅学会近畿支部幹事長 寺本 憲之
〒523-1322 滋賀県蒲生郡安土町宮津1-55
E-mail:teramoto-noriyuki@pref.shiga.lg.jp
TEL:(0748)46-4867(東近江地域振興局農産普及課西部経営指導担当内 寺本)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。