「自然公園法の改訂に伴う指定動物、特にチョウ類の選定に関する意見交換会」開催のお知らせ
2006年3月19日公開
※終了しました。
掲記の意見交換会を開催します。 詳細についてはPDFファイルをご覧下さい。 会員以外の方の参加も可能です。
- 日時
- 2006年3月19日(日)10:00-13:00
- 会場
- 東京都港区芝・弥生会館「あかつき」
- 会費
- 無料
3月19日に開催された上記意見交換会には多くの方が参加され、様々な議論がおこなわれました。 参加した皆さんにお礼申し上げます。
マエアカスカシノメイガ Palpita nigropunctalis
(ツトガ科ヒゲナガノメイガ亜科)
夏の暑さが過ぎ、本格的な秋の訪れを感じはじめる9月の早朝に、アベリアの花を訪れたマエアカスカシノメイガを見つけた。
半透明の白い翅と橙色の差し色が美しいガで、早春のまだ寒い時期から灯火やコンビニの灯りに成虫が集まる。幼虫が公園の生け垣や人家に植栽されるネズミモチやライラック、オリーブなど様々なモクセイ科植物を餌としているため、都市から山間部まで広い地域で成虫を目にする。
本種の成虫は真冬以外いつでも見られるような気がするのだが、実は複雑な生活史を持っており、成虫が見られる時期は意外に限られている。幼虫が暑さにも寒さにも弱いのか、あるいは春と秋だけ餌の状態がよいのか、幼虫の生育に適さない時期を休眠してやり過ごすようだ。夏は成虫で、冬は蛹でそれぞれ休眠するらしい(Gotoh et al. 2011, 後藤 2012)。
2006年3月19日公開
※終了しました。
掲記の意見交換会を開催します。 詳細についてはPDFファイルをご覧下さい。 会員以外の方の参加も可能です。
3月19日に開催された上記意見交換会には多くの方が参加され、様々な議論がおこなわれました。 参加した皆さんにお礼申し上げます。
鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。