スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

恩原高原のウスイロヒョウモンモドキ-その調査と保護活動(2)

2005年11月 3日公開

2005年の報告書(2)
頒布価格無料 (送料460円をご負担ください)
A4判、カラー64頁、モノクロ34頁
2005年11月3日発行、印刷部数800冊
主な内容
I. 写真の記録生態ほか 7~40頁
II. 調査結果に関わる写真・グラフ・図表 41~64頁
III. 調査結果 65~72頁
IV. 資料編 73~92頁
V. 展望と課題 93~95頁
恩原高原のウスイロヒョウモンモドキ-その調査と保護活動(2): 表紙

(お願い) 委員会の活動費として、一口千円でカンパを募っています。ご協力をお願いいたします。

申込先

恩原高原ウスイロ委員会宛に、お問い合わせメールフォームより、送り先の住所・氏名・電話番号をお送り下さい。報告書は振込用紙を同封してお送りいたします。

岡山県恩原高原ウスイロヒョウモンモドキ特別委員会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。