カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

第2回里山保全特別講演会開催のお知らせ

2005年10月30日公開

-日本鱗翅学会近畿支部・日本昆虫学会近畿支部・琵琶湖博物館共催-

※終了しました。

開催日時:2005年10月30日(日)13:00~17:00

テーマ「里山の生きものの不思議」
「アサギマダラの驚くべき飛翔能力!」金沢 至 氏(大阪市立自然史博物館)
「オサムシの不思議」八尋 克郎 氏(滋賀県立琵琶湖博物館)
「ドングリの木と虫との不思議な関係」寺本 憲之 氏(滋賀県)
「イノシシの不思議」高橋 春成 氏(奈良大学)
「愛知川河辺林の生きものの不思議」南 尊演 氏(滋賀県立八幡高校)
受付
10月30日(日)12:30から
場所
琵琶湖博物館ホール
(JR草津駅西口からバス「烏丸半島」行きで約22分)
対象
一般者、日本鱗翅学会・日本昆虫学会会員
定員
100名(先着順)
参加費
無料
申し込み方法
往復ハガキに氏名・住所・電話番号、「第2回里山保全特別講演会参加望」と明記のうえ、下記までお申し込みください(※〆切日10月21日必着)。
申し込み先
〒525-0001滋賀県草津市下物町1091 琵琶湖博物館内
第2回里山保全特別講演会実行委員会 実行委員長 八尋 克郎 宛
E-mail:yahiro@lbm.go.jp
TEL:(077)568-4811;FAX(077)568-4850
お問い合わせ先
日本鱗翅学会近畿支部幹事長 寺本 憲之
〒523-1322 滋賀県蒲生郡安土町宮津1-55
E-mail:teramoto-noriyuk@@pref.shiga.lg.jp
TEL.(0748)46-4867 または (0748)46-6504(東近江地域振興局農産普及課大中担当内 寺本);FAX.(0748)46-4011

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。