ベニスズメ Deilephila elpenor
(スズメガ科ホウジャク亜科)

5月も中旬を過ぎるとクヌギの樹液の出が活発になってくる。暗い林を歩いていると独特の匂いが漂ってきて「樹液廻りの季節がやってきたなあ...。」と嬉しくなる。夜の帳が降りる頃、まず最初にやってくるのがベニスズメだ。彼らは2時間程樹液にまとわりつき、そして消えていく。

ベニスズメは旧北区に広く分布している。日本に分布しているものは亜種lewisiiとされており図巻等でもそのように示されているが、亜種として分ける区別点は見いだせない。また、ベトナムからヒマラヤにかけてやや大型の亜種macromeraが分布している。

幼虫はツリフネソウ科やアカバナ科の草本で良く見られ、終齢幼虫は褐色だがまれに緑色のものもある。ベニスズメの英名は&dquot;Large elephant hawkmoth&dquot;で,これは幼虫の頭胸部が象の鼻に似ているからだという。まあそう見えなくもないが文化の違う人達の感覚はよくわからないものである。

撮影データ: 2010年5月24日 埼玉県桶川市
撮影・文章: 矢野 高広

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日本鱗翅学会

アサギマダラの故郷(台湾陽明山)をたずねて、マダラチョウ類のマーキング調査に参加しよう!

2005年5月13日公開

※終了しました。

台湾の台北市北部に位置する陽明山国家公園で開催される胡蝶祭(バタフライ・フェスティバル)に参加して、 あなたもマダラチョウ類のマーキングに挑戦しませんか。

アサギマダラは日本と台湾を往復する「旅をする蝶」として有名です。 陽明山でマークをつけられたアサギマダラが、日本へ3頭も飛来しました。 日本でマークされたアサギマダラ1頭が陽明山で発見されたこともあります。 台湾の陽明山は日本のアサギマダラの故郷といえるでしょう。

その陽明山国家公園の山開きをかねる「胡蝶祭」が5月14日(土)・15日 (日)に開催されます。 その際にアサギマダラをはじめとするマダラチョウ類全種のマーキングができることになりました。 陽明山国家公園は特別に保護された地域ですから、蝶の捕獲が禁止されています。今回はマーキングに対する国家公園の特別な許可がおりました。

アサギマダラに詳しい者二人が同行し、マーキングの手ほどきをします。 また、セミナー(シンポジウム?、要項未定)も開催する計画がありますので、アサギマダラを知らないマーキング初心者でも参加できます。

関西以外の地域からでも参加できますし、オプションで滞在をのばすこともできます。費用やフライトプランについては、末尾の旅行社へお問い合わせ下さい。

日程
2005年5月13日(金)午前から5月17日(火)夕方の5日間
費用
約10万円(関西空港発着で20名以上の場合。参加者数や出発空港によって旅行費用は変わります)
主催
日本鱗翅学会アサギマダラプロジェクト・アサギマダラを調べる会
協力
陽明山国家公園・国立台湾大学・日本鱗翅学会
同行者
福田晴夫氏(元日本蝶類学会会長)・金沢 至氏(アサギマダラを調べる会)
スケジュール(予定):あくまで予定で、宿泊地は陽明山の可能性もあります。
5月13日(金) 午前11:15発(関西空港)、台北泊
14-15日 胡蝶祭参加・マーキング(陽明山)、台北泊
16日(月) 台北観光・ショッピング、セミナー参加、、台北泊
17日(火) 自由行動、午後16:05発(台北中正空港)→関西空港

日本鱗翅学会

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※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。