カバイロシジミ Glaucopsyche lycormas
(シジミチョウ科)

日本では、青森県の北端部と北海道のみに分布する稀なシジミチョウ。クサフジを食餌植物とする集団とヒロハノクサフジを食餌植物とする集団とに2分される。特に後者は道南と青森県の限られた地域に見られ、その生息地は海岸部の断崖付近に限定される。

本種の生活史はクサフジとヒロハノクサフジの花に依存しているが、ヒロハノクサフジはクサフジより遥かに花期が長く、そのためヒロハノクサフジを利用する道南・青森県の集団では羽化時期が長期にわたる。例えば青森県の津軽半島では5月下旬から8月まで新鮮な成虫が見られ、年1化でありながら成虫出現期が極めて長い。

このように羽化が斉一でない事情が影響してか、津軽半島の生息地で一度に見られる個体数は少ない。日差しを遮るものがない炎天の海岸で、しかも足場の悪い断崖近くを活発に飛んで落ち着かず、撮影には難儀させられる。

撮影データ: 2013年8月7日 青森県津軽半島
撮影・文章: 工藤 誠也

閉じる

日本鱗翅学会

2017年のイベント予定

2017年1月 1日公開

2017年度の大会、支部例会及び各種イベントの予定を公開します。奮ってご参加下さい。

学会大会

第64回松本大会
日時: 2017年11月4日(土)・5日(日)
会場: 東北大学青葉山キャンパス (宮城県仙台市)

東北支部

第5回支部例会
日時: 2017年5月20日(土)
会場: 東北大学青葉山キャンパス (宮城県仙台市)

信越支部

飯山市関田峠 ゼフィルス観察会 (松本むしの会と共催)
日時: 2017年7月1日(土)
新幹線飯山駅前広場 06:00集合
夜ライトに集まる虫の観察会 (松本むしの会と共催)
日時: 2017年9月2日(土)

東海支部

東海支部第164回例会
日時: 2017年3月4日(土)
会場: 三重県立博物館 [MieMu: みえむ] 3階レクチャールーム
東海支部第165回例会「夏合宿」(静岡昆虫同好会と共同開催)
日時: 2017年8月19日(土)~20(日)
会場: 南アルプスユネスコエコパーク井川自然の家
東海支部総会および第166回例会
日時: 2017年12月2日(土)
会場: 名城大学

近畿支部

第155回支部例会
アサギマダラプロジェクト公開シンポジウム(最終回)
日時: 2017年5月14日(土)
会場: 大阪府立大学なんばセンタ [I-siteなんば]
三草山ゼフィルス調査
日時: 2017年6月25日(日) 予備日24日(土)
場所: 大阪府豊能郡能勢町三草山
 ※ 今年の予定は変則的で、23日午後5時気象庁発表の25日の降水確率が50%以上の場合は24日に変更します。
第156回支部例会
日時: 2017年12月16日(土)
会場: I-siteなんば
※ 日本昆虫学会近畿支部と共催

中国支部

第19回中国支部例会
日時: 2017年11月18日(土)
会場: ホテルチュ-リッヒ東方2001 (広島市)

日本鱗翅学会

〒113-0001
東京都文京区白山 1-13-7
アクア白山ビル5F
勝美印刷株式会社内 日本鱗翅学会事務局
※ お問い合わせフォームより御連絡下さい。

鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。