スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

近畿支部 2014年度三草山ゼフィルス調査会のご案内

2014年6月10日公開

※終了しました。

さて、今年もゼフィルスの時期となりましたが、例年通り以下の調査会を予定しておりますので、ぜひご参加ください。参加される方は、メール等でご連絡いただけると幸いです。会員以外の方のご参加も歓迎します。

日時
2014年6月21日(土)(予備日6月22日(日))
場所
大阪府豊能郡能勢町三草山
集合
午前9時30分に能勢電鉄「日生中央」駅改札口
持物
採集用具、弁当、飲み物、筆記用具、雨具等。
注意
当日の大阪府北部の降水確率が50%以上の場合は中止。
問合せ先
〒599-8531 堺市中区学園町1-1
大阪府立大学 生命環境科学研究科 平井規央
Tel(大学):072-254-9413
Fax:072-254-9694
e-mail:n_hirai@envi.osakafu-u.ac.jp

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。