ヒメギフチョウ Luehdorfia puziloi
(アゲハチョウ科)

北国の春を代表するチョウ。日本では北海道と本州の寒冷地(東北地方、群馬県赤城山、中部地方)に分布する。早春の広葉樹林やスギ林で見られ、近縁種のギフチョウよりも飛翔は緩慢。幼虫はウスバサイシン類の葉を食べて育ち、夏のうちに蛹となるが、以降9~10ヶ月ほど休眠して翌春の羽化を待つ。

上述の通り幼虫の食草はウスバサイシン類であり、本種にとってカタクリは必須の存在ではない。しかし、ウスバサイシン類が生育する林床の開けた林には、しばしばカタクリが群生し、ちょうどその花が咲く頃にヒメギフチョウが出現する。カタクリの紫色とヒメギフチョウの黄色がなす鮮やかなコントラストは、愛好家の目を楽しませている。

撮影データ: 2015年4月19日 岩手県雫石町
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

近畿支部 2014年度三草山ゼフィルス調査会のご案内

2014年6月10日公開

※終了しました。

さて、今年もゼフィルスの時期となりましたが、例年通り以下の調査会を予定しておりますので、ぜひご参加ください。参加される方は、メール等でご連絡いただけると幸いです。会員以外の方のご参加も歓迎します。

日時
2014年6月21日(土)(予備日6月22日(日))
場所
大阪府豊能郡能勢町三草山
集合
午前9時30分に能勢電鉄「日生中央」駅改札口
持物
採集用具、弁当、飲み物、筆記用具、雨具等。
注意
当日の大阪府北部の降水確率が50%以上の場合は中止。
問合せ先
〒599-8531 堺市中区学園町1-1
大阪府立大学 生命環境科学研究科 平井規央
Tel(大学):072-254-9413
Fax:072-254-9694
e-mail:n_hirai@envi.osakafu-u.ac.jp

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。