スギタニルリシジミ Celastrina sugitanii
(シジミチョウ科)

春の野山を代表的するチョウのひとつ。国内分布は北海道~九州。ルリシジミに似るが、年1度春だけに出現し、生息環境は落葉広葉樹林にほぼ限られる(一方、ルリシジミは春から秋まで見られ、公園や農地などの身近な環境にもよく生息している)。トチノキなどの花蕾に産卵し、幼虫はそれを食べて育つ。越冬態は蛹。

成虫は主に樹冠近くの高所で活動するものの、午前中には日当たりの良い林床に下りて日光浴する。そして気温が高くなると、オスは湿った地面に集まって吸水する。

花での吸蜜行動も時おり観察されるが、写真は日光浴中の個体が偶然カタクリの花弁にとまった場面を撮影したもの。この日は気持ちの良い晴天で気温が高く、羽化後間もないスギタニルリシジミが数多く姿を現した。その傍らで飛び古したヒメギフチョウも見られた。

撮影データ: 2015年4月12日 青森県青森市
撮影・文章: 工藤 誠也

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日本鱗翅学会

「海を渡る昆虫の神秘」シンポジウム開催のご案内

2012年3月30日公開

※終了しました。

名古屋昆虫同好会主催、日本鱗翅学会東海支部後援の掲記のシンポジウムが開催されます。アサギマダラを中心とする様々な移動する昆虫についての話題と、移動の仕組みについてわかっていることと未解明なことなど、その神秘を探るシンポジウムです。ご興味のおありの方は、是非ご参加下さい。人数に限りがありますので、早めにお申し込み下さい。定員は100名で先着順です。

日時
2012年5月26日(土)
シンポジウム:13:30-16:30(開場13:00)無料
懇親会:17:00-(4,000円程度)
場所
名城大学天白キャンパス共通講義棟北館1階

シンポジウム案内(PDF)

日本鱗翅学会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。