シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)

春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。

年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。

本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。

撮影データ: 2021年4月14日 鳥取県鳥取市
撮影・文章: 松井 悠樹

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日本鱗翅学会

第138回東海支部例会(静岡昆虫同好会と共催の採集例会)

2008年8月23日公開

※終了しました。

以下の要領で東海支部の採集例会が開催されます。ふるってご参加ください。

日時・場所

日時
2008年8月23日(土)から24日(日)
場所
富士宮市猪之頭986民宿「朝霧ロッジ」
23日(土)は夜間採集、24日(日)は富士山スカイラインでアサギマダラ調査会を行います。
費用
8000円(1泊2食付)

申込・問い合わせ先

参加申込方法
参加希望者は8月10日までに、東海支部事務局まで申し込んでください。
問い合わせ先
東海支部事務局
〒420-0047 静岡市葵区清閑町13-12 (株) 環境アセスメントセンター
枝 恵太郎
Tel: 054-255-3650
Fax: 054-253-7891
E-mail: tokai@lepi-jp.org

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。