シロシモフリエダシャク Biston melacron
(シャクガ科エダシャク亜科)

春の夜、シロシモフリエダシャクの雄がひっそりと街灯に飛来していた。

年に一化、春のみに出現するシャクガで、西日本に分布するが局地的で個体数も多くない。

本種の属するBiston属は灯火に飛来するのは雄ばかりで、雌はのきなみ珍品であるが、本種の雌はとりわけ得難いようで、寄主植物を含め幼生期は一切判明していない。山陰地方は本種が比較的多産し、筆者もこれまで多数の雄を見てきたが、雌には未だに謁見できていない。いつか雌を採集して飼育してみたい蛾の一つである。

撮影データ: 2021年4月14日 鳥取県鳥取市
撮影・文章: 松井 悠樹

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日本鱗翅学会

四国支部第10回例会

2005年2月27日公開

※終了しました。

四国支部「第10回例会」を下記の要領で開催いたします。 会員でなくても参加可能ですのでご興味のある方はぜひおいで下さい。

日時
2005年2月27日(日曜日)午前11時から午後4時30分
場所
愛媛県総合科学博物館第3研修室
愛媛県新居浜市大生院2133-2
主催
日本鱗翅学会四国支部
地図

プログラム

司会(大西剛)
11:00
評議員代表挨拶
11:05
地元代表挨拶
11:10
話題提供 午前の部
「フィールドでのデジカメ活用法」
「愛媛県でアサギマダラ越冬幼虫確認」など
12:00-13:15
昼食・休憩
博物館レストラン「クローネ」をご利用下さい。
バイキング食べ放題 ¥900
13:15-14:30
話題提供 午後の部(内容未定)
14:30-15:30
自己紹介・一人一話
15:30-16:20
総会
評議員会・自然保護委員会の報告など
16:25
閉会の挨拶

日本鱗翅学会

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鱗翅(りんし)というのは鱗翅目(チョウ目)Lepidopteraのことで、鱗粉のある翅を持った昆虫すなわちチョウやガの仲間です。この小さな生き物はその素晴しい魅力で古い時代から私たちをひきつけてきました。日本鱗翅学会はこのチョウやガを研究対象とする学術団体で、アマチュアから専門家まで幅広い層のメンバーが協力しながら活動しており、興味のある人は誰でも入会できる開かれた学会です。